2007年10月 | ARCHIVE-SELECT | 2007年12月

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『四百字十一枚』読了

朝起きるとかるい二日酔い。皮肉なことに今日の天気はいい。飛行機も何事もなくフライトできるだろう。配達があるが、いまなら酒気帯び運転になりそうで、すべて午後からに変更する。坪内祐三『四百字十一枚』読了する。面白かった。たしかに十一枚なら「余談」もたっぷり書けるから、その余談の魅力をたっぷり堪能した。というのもこうした「書評」の余談こそ、その本の魅力を雄弁に語ることにつながっているから、本筋であるといえるだが。この本で紹介されている小中陽太郎の『ラメール母』をネット古本屋に注文した。18日の日録に書いた『小説ふぁっく』を読んでいてこのモデルは誰だろうと記憶をまさぐってしまうので、先にこの自伝を読んでおいた方がすんなり読み進めると姑息に考えたのだ。坪内祐三のこの本を読んで、やはりあの大学教師は海老坂武だろうなと確信した。ベ平連の会議のなかで大勢が決まったころ反対意見をいうと皮肉たっぷりに書いているのだが。海老坂武の自伝と交互に読むのがいいと書いているが、これも再読したくなった。小中陽太郎が書いた小栗風葉にも興味が湧いてきたので、今度図書館でチェックしてみよう。風葉は春本『むきたまご』(だったかな)を書いたといわれているくらいの知識しかないけれど。夜、良平さんから、無事佐賀に帰ったという電話をいただく。晴天だったので十和田湖、岩木山などがきれいに見えたと喜ばれていた。

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良平さん2日目

11時、ホテルへ良平さんを迎えに行く。約束の10分前に着いたのだが、すでに良平さんはロビーの椅子に座って待っていた。山口家の家風か。よく眠れましたかと聞くと、それがですよ、寒くて寒くて眠られなかっとですよというので驚く。暖房の調整はしましたかと聞くと、それが見当たらなかったので、灯油高騰で省エネしていると思ったという。真冬の(気温的には真冬だ)札幌でそんなバカなことはないですよ、ちょっと聞いてきますというと、いや、よう見んかったから、私の責任かもしれないので、今晩もう一度確認するので待ってください。このへんが戦前の教育を受けた人だなと感じ入る。札幌でとくに見たいところはないというので、まっすぐ小樽へ向かう。唯一、事前に小樽へは行ってみたいとリクエストがあったのだ。札幌はうす曇りで時折陽も射すが風があるだけに体感気温は低い。小樽へ着くまで寝ていてくださいというが、車中ではご家族のことやいま乗っているクルマはトヨタのセルシオ、8気筒4500ccで、これに乗ったら他のクルマには乗れないとかあれこれご自分のことを話してくれた。
昨夜は割烹「花木」へ最初に行ったのだが、頼んだ料理に殆ど箸をつけられない。刺身も鮭児、鮑、鰊、北寄貝など北海道らしいものが並んだのだが、一切れ二切れほどしか食べられない。食が細くなって食べられなくなったというのだが、口にあわないのかと心配になった。お話のなかで、「東長」の話になり、酒はやはり地元の酒が一等「うまか〜」とおもっちょるけん、先日もですよ、老人会で長崎ば行ったとですが、みいんな酒を隠し持って行きよったですもんね、長崎の酒なんかよう飲みきれんちゅうて、と言われるので、お酒は何を頼もうかと瞬時悩む。それでも「国稀」(増毛町)を美味しいといわれる。2軒目の店は2条市場のなかにできたのれん横丁のカフェバー「リガード」。会員の永井クンとここで合流した。ここは永井クンのご指定。この2条市場内ののれん横丁はいま一番のホットスポットだという。ホンマかいね。永井クンと会うのも久しぶり。11時まで3人で談笑し、ここで永井クンと別れる。ホテルまで歩いていくとすっかり体が冷え、ここはやはりラーメンのお誘いをすると、そうですね。ここでようやくラーメン(味噌)を「うまか!」と言っていただき少しホッとした。そんなこともあり、今夜は何が食べたいかをお聞きするも、嫌いなものは特にないから何でもいいですよ、というので、じゃあ、蟹はどうですか?お寿司は?鍋は?ええ〜い、いっそフレンチやイタリアンはと、次々に詰めていくもいずれも婉曲に却下される。良平さん、旅は日常からの脱却でもあるのですから、佐賀で食べているものからも脱却しなければ旅の醍醐味はないですよ、と口をついてしまいそうになる。ヤケ気味に熱燗におでんはどうでしょうというと、ああ、いいですね、と漸く賛意を得た。当初の計画を変更するのはいいが、おでんならどこがいいだろうか。「小春」か「一平」あたりか、はたまた「愛飲酒多飲」はどうだろうか。などと思い巡らす。小樽に入ると雪だ。それも横殴りに吹き付けている。風は相変わらず強いようだ。これじゃ、運河沿いの観光コース散策は難しいなと思っていたら、案の定、クルマから眺めるだけで充分といわれる。そりゃあ、そうだ、いかにも寒そうだものな。海洋亭を見学して、そこで昼定食を食べるというプランだったのだが(夜の食事は諸般の事情で断念したのだ)、行ってみると、なんと、お休みだった。なんたる不手際! 良平さんがお昼だから蕎麦あたりがいいですね、というので、駅近くの「藪半」へ行く。昨日の話のなかで、麻布十番で食べた蕎麦が不味かったこと、蕎麦は黒くて長さもせいぜい5センチほどでなければウソだと聞いていたので、つなぎが少なく田舎蕎麦かどうか危ぶんだが、小樽の蕎麦屋はここしか知らない。観光都市小樽だけあって、いかにも北海道らしさをうたい文句にした毛蟹や牡蠣などが入った蕎麦には目もくれず、普通の蕎麦がいいといわれるので、天ぷら蕎麦を注文する。麻布十番の蕎麦よりよほど「うまか」との評価を得て少し安堵する。コーヒーがお好きと聞いたので、近くの喫茶店でコーヒーを飲む。店の作りは趣きはあるも、味はいまいち。億劫がらず老舗の「光」へ行くべきだったと反省する。小樽を予定より早く出たので、せめて藻岩山山頂から札幌の夜景でも見てもらおうと向かうが、途中でトイレに行きたいと仰るので、旭丘の宮越珈琲店に入る。ここはオーディオの素晴らしさで有名な店でさすがにクリーンな音色についつい長居してしまい、藻岩山は断念する。一旦、良平さんをホテルへ送り、クルマを置きに戻る。悩んだ店はホテルからの距離を考えて「一平」にした。店に入ると満席、タイミングよく2人が席を立ったので、ホッとする。ここでもあまり召し上がらないので、強引にあれこれお勧めする。酒は「白鹿」。名物のウニもむりやり食べてもらう。本当は鮑も食べてもらいたかったが、昨夜、鮑の刺身をついに一切れも食べなかったのでやめた。相変わらず旨いおでんを堪能し、白鹿をたっぷり飲んだ。2軒目は老舗バー「山崎」。最初はウオッカベースのオリジナルカクテル「サッポロ」を飲み、2杯目はジンベースのカクテル。これが強い酒で美味しいのだが一気に酔いが回ってくる。91歳のマスターが健在で店に出ていたのに感動する。耳は遠くなったが動きはまだまだ。良平さんの横顔をきり絵で描いてくれ、良平さんが「いい記念になった」と喜んでくれる。頭のかたちが九州人ですね、と知ったか振りを言って赤面する。でも、山口瞳先生の頭にそっくりなのだ。山口先生はご自分の頭のかたちを九州人のものとお書きになっている。ホテルまで送り、別れを惜しみながら、再会を何度も約束しあう。とても愉しく充実した2日間だった。良平さんのお人柄にすっかり魅了された。

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良平さん来札

昨日は久しぶりに気温が高く晴れていたので、いいぞ、いいぞと思っていたが、今日はまた零下の世界に逆戻り。良平さんにとっては苛烈な気温だが、まあ、一番北海道らしい北海道を堪能してもらえると考えるしかない。ホテルには夕方5時ごろ到着というので、それまで精力的に仕事をこなす。本来なら空港まで迎えに行くべきなのだが、千歳空港でお土産―「白い恋人」(!)を発送したりするので、好きに行きますという言葉に従った。配達の途中で妻からメールがあり、良平さんから電話があり、いま、札幌に向かう高速バスに乗ったという。1時間ほどでホテルに着くという。やばい、そうすると到着は4時ごろではないか、古本屋も覗かず(当たり前だ)、テキパキこなし、自宅に戻り着替えてから、そろそろホテルに着いたころかなと電話をいれるが、応答なし。店に戻ると良平さんからまた電話があり、ホテルに着いてから、ロビンゾン、三越、時計台、JRタワーへ行き、いまホテルに戻るところという。妻が受け答えしても、雑踏でよく聞えないというので一方的な話になってしまったようだ。笑いながら、母と同様、じっとしていられないタイプであちこちすぐ見て歩いているのじゃないかしらという。そうかもしれない。予定通り、5時にホテルへ行く。フロントで山口良平さんを、といったところで、良平さんがロビーの椅子から立ち上がり、やあ、やあと歩いてきた。こうして6年ぶりの再会が実現した。

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「東長」か「窓乃梅」か

山口良平さんから荷物が届く。なんと「山口瞳アルバム」で、吃驚する。最初の写真が昭和17年の山口ファミリーが麻布の家の前で勢ぞろいで撮ったもの。『血族』の箱に使われたものだが、後で聞いてみると、山口家ではこの写真は戦災で焼失したので、良平さんのこの写真が使われたという。良平さんが一人一人の名前を記してくれているので、不明だった人が判明した。弟の昭さんは半分しか写ってない。次が母静子さん一人だけの写真。戦後のものだろうが、その美しさにハッとする。続いて妹栄さんとジェリー伊藤さんの結婚式のもの。山口瞳が『血族』で自分の家族は美人ぞろいと書いたのもむべなるかなと得心した。山口瞳からのハガキ、頑亭先生からの封書も最後にいれてある。こんな貴重なもの貸していただき大感激だ。他に「東長」という地酒も入っていた。これも『迷惑旅行』に登場したお酒で「素直な村娘が、そのまま成長して、自然に仇っぽくなっている」と山口瞳が評したお酒である。以前にやはり佐賀の会員の方から送っていただき感激しながら飲み、その美味しさが頭にしっかり残っているから、申し訳ないという思いを、ヤッタ〜ァという思いが上回ってしまう。これだから酒飲みは意地汚いといわれるんだ。反省。良平さんにお礼の電話をいれる。良平さんは「それがですよ、瞳さんはあまり『東長』は好きじゃなかとですよ。『窓乃梅』(これも佐賀の地酒)なら1斗でも2斗でも送ってくれ、といわっしゃるですもンね」という(佐賀弁は不正確)。良平さんは地元の「東長」をこよなく愛しているので、山口瞳のこの反応が大いに不満のようだ。こういうナショナリズムは大好きだ。と思いつつ、この「窓乃梅」はどんな酒なのだろうと興味津々になってしまう。バカタレ。

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『日本小説を読む』を読む

愉しみにしていた『日本小説を読む』が届く。送料が840円と高いのでもしかしたらと思っていたら、案の定、大判で重さも2冊で5キロ近くある。ページ数も合わせて1300ページの大部なものだ。題字は富士正晴。気がかりだった「線引き、訂正書き込み」は気にならない程度。それ以上に前所有者は「日本小説を読む会」の周辺にいた人ではないかと、書き込みを見ていてそう思った。この会は58(昭33)年10月にスタートし、96(平8)年4月の410回例会で幕を閉じたから、延々38年も続いた集まりだ。会のメンツが凄い。多田道太郎、山田稔、高橋和巳、杉本秀太郎、山本明、沢田閏、福田紀一、大槻鉄男、田村淑等々。こうしたメンバーが月1回集まって課題小説について遠慮のない本音の感想をいいあった記録が本書である。サブタイトルに「日本小説を読む会 会報抄録」となっている。山田稔が会報100号に「日本小説を読む会略史」を書いているが、そこに「この会はけっして『研究会』ではなく、小説好きの気楽な集まりである。日本小説の専門家は一人もおらず、たとえいたにしても、私たちは専門家的発言に敬礼などしはしないのだ。素人的発言を私たちは尊重する。素人的、つまり自由な生活人として一つの小説をどう読み取るかということ。(略)文学史とか資料とかいったものを重視するようになれば、会は大学の研究会じみたものになるだろう。すると報告の準備が大変である。専門の勉強は各自でやってもらって、この会ではホラを吹きあって大いに笑おうというわけだ。私たちは、低姿勢でいつまでも会を続けるということを第一の目的としている。だらだらと、だらしなく続けていくのである。少数精鋭主義の反対である。十年単位で考えているのだ」とある。じつにいいなあ。

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完全休養日

昨日の夜、「清月」で小田、杉村と飲む。焼酎がメインだから二日酔いもなくスッキリとした目覚め。小田の詩人としての感性は健在だった。糖尿やら歯科やらの病院通いと家のリフォームでまだ落ちつかない毎日だという。書庫は10畳ほどの広さ。工事に40日ほどかかるらしいので年末完成か。歯医者ではついに初めて1本抜歯せざるを得ないというので、歯の質がいいのだなと羨ましくなる。糖尿はオヤジさんの遺伝だろう。ミニコミの話やら古書目録の特集の話で2時間ほど愉しく飲み、散会。
今日も時々雪が舞う寒い一日。どこも出かける気力なく『南天堂』『「阿佐ヶ谷会」文学アルバム』を交互に読み継ぐ。モモも疲れているらしく、散歩以外は昏々と寝ている。店では殆ど昼間は寝ていないから、モモにとっても過酷な毎日だったのだな。夜は久しぶりにワイン(チリ)を飲む。

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CMに負けた

寒い、寒い。今冬初の真冬日。吹きさらしの駅のフォームで仕事している男に“股引”を買ってきた女が、嫌がる男に「はいてけェ〜」というユニクロのCMが頭にあり、妻に買ってきてもらう。早速着用するとこれがなんとも暖かい。股引というよりタイツだが、小学低学年以来(つまり色気づくまでだね)で気持ちの上では抵抗はあるが、とみに寒さに弱くなったからなあ。灯油の高騰もあるしとまだ言い訳を用意している自分がいる。

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古本屋2軒行く

起きると陽がサンサン。また、予報が外れたと毒づいていたが、それでも外に出るとさすがに冷え込んでいる。いままでと違う冷気だ。身が引き締まるような張り詰めたものだ。う〜ん、半分当たってるな。モモもこの寒さでいつもの「お手紙を読む」時間は少ない。「お返事を書く」ことも1箇所でじっくり書いて(小便ね、為念)、そそくさと店に向かう。今日は、午前中という指定の配達があるので10時には出発する。2軒の配達を終え、南郷8丁目の文教堂で『彷書月刊』の10月号「特集・本の虫」と小泉喜美子の新潮文庫1冊買う。その後、江別まで。日曜のせいか道が空いていて快適なドライブだが、途中から雪が舞い始める。ありゃりゃ、天気予報当たったじゃん。帰途、伊藤書房上野幌店も久しぶりに覗く。桧佐さんの顔も見たかったが、休みだった。この店に桧佐さんが来て以来、棚が大きく変わった。そのかわり、え〜っ、これがこの値段?!という掘り出し物もなくなってしまったが。小中陽太郎『小説ふぁっく』と山田風太郎、阿佐田哲也の文庫を買う(阿佐田はダブり)。小中陽太郎のエッセイ集も買おうと思ったが、パラパラやっていたら赤鉛筆での線引きが見つかり棚に戻す。桧佐さんがいたら、それを言って値引きさせたのだがと、ちょっと残念。「小説ふぁっく」は70年前後のベ平連(ベトナムに平和を!市民連合)内部を書いたもの(だろう)。中川五郎が「フォーク・リポート」に発表した小説「二人のラブジュース」(だったか)が猥褻物として摘発されたことが冒頭にでてくる。あれはいつだったろう。調べるには関連本を探さないといけないので、断念。当時のベ平連の内部事情や風俗を知るうえで貴重な資料だ(と思う)。桧佐さんは新刊書店「リーブルなにわ」の元カリスマ店長で、「宝島」という古本屋に転業した札幌の本好きの間では有名な人。山田風太郎の明治小説全集(ちくま文庫)の未所持分を早く手に入れたい。

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冬本番か

明日から大寒波が来ると朝の天気予報で盛んに脅しまくるので、いよいよタイヤ交換するかと覚悟を決める。それで思い出したのだが、冬のタイヤは昨冬で限界に来ていたので、今冬は新しいタイヤにしなければならなかったのだ。よかった! 自分でタイヤ交換しないで済むと途端に元気になる。近所のGSでタイヤ購入、当然サービスで交換もやってもらう。クルマを引き取りに行くとき、雨がパラついていた。暖かい。ホントに明日は大荒れの一日なのかいな、最近の天気予報はまるで当たらないからなあ。
夕方、津田京一郎さんが山田稔らの『日本の小説を読む』(上下)が「日本の古本屋」に出ているのを知らせてくれる。慌ててチェックすると、ホントだ、箱傷み、線引き訂正という但し書きがついているが、4200円というリーズナブルなお値段。状態の確認をすると、箱の角が少し傷んでいること、線引きや訂正は結構あるものの鉛筆だというので注文する。この本は八子博行さんが出していた『ブッキッシュ』の山田稔特集で初めて知り、それ以来探していた。この日記にも書いたが、9月に津田さんから『江分利満氏の優雅な生活』が取り上げられたときの部分を津田さんからコピーを送ってもらった。これがなんともいえない味わいの討議で、ますますこの『日本の小説を読む』を欲しく思っていた。津田さんに感謝感謝だ。

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俳画カレンダー

国立のキャットフィッシュの関マスオさんから来年度のカレンダーをいただく。嵐山光三郎さんと安西水丸さんの俳画カレンダーである。このカレンダーは山口瞳の会国立駐在員(かってに任命させてもらった)で人気ブログ蕃茄庵を運営されている蕃茄山人氏との共同企画、そして製作が関マスオさんである。毎年送ってもらいとても嬉しい。なんだか国立の住人になった気がしてくる。Beatle Jazz を聴きながら、1枚1枚カレンダーを眺める。1月は嵐山さん担当で「きみに逢ふ記憶が夢のはじめかな」の句と着物姿の少女の絵が描かれている。年末の(といってもまだ11月だが)慌しさから一時ほわんとした気持ちになる。

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[Beatle Jazz]を聴く

松村雄策さんが〈Beatle Jazz〉という松村さんが選曲したCDを送ってくれる。ビートルズの曲をジャズにしたもの。さっそく聴いてみると、じつにいい。なんの抵抗もなく体の中にはいって来る。原曲を生かしながらもジャズそのものだ。といってもジャズはよく判らんのだが。解説に松村さんは、ビートルズは60年代を代表するロック・バンドではなくて、20世紀を代表する音楽家とまで認識されていると書き、ロック・クラシックではなくて、音楽そのものがクラシックである。音楽の世界遺産である、と書いているが、まったくそうだと深く共感する。いやァ、それにしてもいいなあ。このジャズ・ユニットーBeatle Jazzは4枚のCDを出しているというので、全曲聴きたくなってくる。
しばらく松村さんの動静が不明だったので心配していたが、WOWOWのネットラジオでDJをやっていて(週一回で、もう2年になる)、これに時間をとられて本の仕事は一時棚上げになってしまっていたようだ。いかにも完全主義者の松村さんらしい。

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山口さんの新刊!

隔月に行っている小樽出張日。8時45分家を出発し、帰宅は16時半。流石に疲れた。
河出の西口さんから山口瞳さんの新刊未収録作品集『愛別離』2冊届いていた。表紙は『父の晩年』同様、山口さんの絵を使用している。鎌倉アカデミア時代の同人誌『尖塔』に発表した習作の「愛別離」「三姉妹」が収録され、総集編というのも肯ける。これで山口瞳の発表された小説はほぼ全篇本になったのではないか。コーセー化粧品のPR誌に連載した「俺は十九歳」が残っているが。「山口瞳の会」で密かに計画していた山口瞳未収録作品集をこうして河出書房新社がすべてやってくれ、感謝に堪えない。

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明日も仕事だ

午前中、オヤジからプロポリス抽出の指導を受けながら作業。臭いがきつい。プロポリスには独特の強い香りがある。樹液のヤニくささのような。けして嫌いではないが、嫌う人も多い。ウチの子供たちがそうだ。幸い晴天で暖かいので換気扇を回しドアも開け放して作業ができる。午後から西区の配達。帰途、宮の沢ブックオフに寄り、夏掘正元『小樽の反逆―小樽高商軍事教練事件』(岩波書店)と朝日文庫1冊買う。帰宅すると上り濱夫妻が来ていた。今日はどちらかというと妻へのレクチュアが中心。明日は定休日だが、今年度最後の小樽行きがあるので、準備に追われる。

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『国家の罠』

9日の夜中に送った原稿が文字化けひどく読めないと南陀楼さんからメールが来ていた。なんでだろう、外字は注意して使ってないのに。また改めて別シートに打ち直し、送る。だいぶ良くなったが1箇所だけ文字化けしているという。今度はメール本文のなかに直接打ち込んで、なんとか正常に届いた。こんなにお手数をおかけしてまで載せる価値があるものでもないから、休載にしてもらおうかと何度か考えたが、それでもホッとする。佐藤優の本を読み継ぐ。いままで、北海道選出ながら鈴木宗男は嫌いだった。典型的な政治屋だと思っていた。言動も品がない。ところが佐藤優によると国益を第一義的に考える政治家であり、「地アタマ」がとてもいいという。この「地アタマ」がいいというのは、実感がある言葉だ。ウ〜ム、そうなのか。佐藤優の文章力も見事だ。複雑な外交上のあれこれをこれだけ判りやすく書けるというのは並ではない。そういう男がこれだけ鈴木宗男を信奉している事実に、軽い衝撃を受ける。

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番頭杉村は順調

街なかの居酒屋桜チョップスへアカシヤ蜂蜜を届ける。ここは食べ物はすべて手作りで食材にも拘っている店だ。礼儀として一度は飲みに行きたいのだが、街中で飲むことが億劫になっている。そのうちそのうちと思っているのだが。その足で杉村の様子を見に行く。いたって元気で、顔を見るなり、喫煙室へ行こうと立ち上がる。まだ少し痛みは残っているといいながらも、足取りはいつもとそう変わらない。自販機のコーヒーを飲みながら談笑。明日、退院するという。近くの八光堂書店に久しぶりに寄る。気になる本は数冊あったが、買ったのは野見山暁治の自伝『一本の線』1冊だけ。きちんと包装紙(書皮)で包んでくれたのでちょっと感激。以前はレジ袋だったという記憶なのだが、違ったかな。あるシリーズもの(不揃い)に値がついてないので聞くと、あれ、あんまり売れないからバラシたのかな、最近はなんでもすぐ忘れてしまうから、でも、どうしてバラシたのかな、揃ってるでしょ、あっ、7巻だけないか(いや、後半もないよ)、と一人で話し続け、一人で納得している。1500円というのでやめた。ひと頃、ブックオフで300〜500円でよく見かけたが、いまはめったに見ないので買っておくべきだったか。夜になって雨が降り出す。昨夜はあまり寝ていないので早めに布団にはいるも、昨夜から読み始めた佐藤優の『国家の罠』(新潮文庫)が面白く、ついつい3時まで読んでしまう。

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神戸はスゴイ!

晴天だが、気温低い。芸術の森郵便局へ寄り(近くの石山東郵便局は簡易局だから扱えない業務が増えたのだ、小泉のせいだ)、配達5軒行く。最後が北区新川だったので、中館と琴似のクスミ書房地下のブックカフェ「ソクラテスの部屋」で会うことにする。札幌銀行に寄って入金を済ませる。中館とピザトーストセットを食べながら密談2時間。帰りがけに文庫1冊80円買う。吉川潮の虎造一代記。芸術の森郵便局へまた寄り、朝、時間切れで手続きできなかった案件を処理して、店に戻る。コーヒーを飲んで一息いれていたら、今日が杉村の手術日であることを思い出す。まあ、大手術でもないから大丈夫だろう。明日、顔を見に行ってみよう。夜、昨夜の原稿見直すとやはりダメ。参った。仕方がない、「有限」について書くことにする。11時過ぎ、モモの散歩へ行くも急激に気温が下がって寒いので、ついに冬のジャンパーを着る。明朝は零下3度の予報だ。南陀楼さんに9日の約束守れなかったが、今晩中に送信するとのメールをいれる。知名度の低いリトルマガジンの紹介だから説明が多くなり、字数もオーバー、その上2回3回と続きそうで申し訳ない。「神戸の底力その1」とした。永田収さんの「SANPO下町通信」といい、平野さんの「有限」といい神戸は奥が深い。

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いつもの休み明け

午前中、休み明けもあり客が多くバタバタしているところに、中館(読書・北海道)から電話がくる。いけねェ、昨日も電話があり会いたいといわれたのだが、午後からモモを連れて出かけるので断ったままだった。明日、配達が数軒あり、その後に会うことにする。夜、書評のメルマガの締め切りが明日なので、木下順一について書こうと決め、書き始める。南陀楼さんから、最近締め切りを守らない人多く、発行が遅れ気味なので9日厳守して欲しいというメールをもらっているのだ。午前2時までかかって書き上げるも、気に入らない。明日もう一度見直すことにしよう。頭がさえて寝つけず、山口瞳のボケ日記読み終える。

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残酷な歳月

10時半起床。晴天。ひよこ堂から本が届く。新刊のようなきれいな本で嬉しい。『南天堂―松岡虎王麿の大正・昭和』。新刊が出たときは興味の対象が他にあって、気になりながらも買えないでいた本だ。図書館で借りて斜め読みして、これはやはり持っているべき本と思っていた。午後からモモも連れて遊びに行く。どこか広いところで思いっきり走らせてやりたいと、昨夜飲みながら話していたのだ。近所のこだま公園はいま真駒内川沿いの工事で作業車が頻繁に出入りしているので、走らせることができない。西岡公園でドッグラン。その後、農業試験所内にある昭和30年代を彷彿させるレトロな市場(ファームマート)へ行き、豆腐と柳葉魚(シシャモ)を雌雄15匹とこれまた評判の牛乳を買う。豆腐は試験所で作っているもので見た目は悪いが甘みとコクがあって旨い。柳葉魚も塩味がちょうどいい。米もその場で精米してくれるというのでこれからはここで買うと妻は大いに気に入った様子。ブックオフで中公文庫ばかり3冊買い(各105円)、「どんぐり」でパンを買う。帰宅すると小田から会社を退職した報告のハガキが来ていて吃驚。赴任先から真駒内に居をかまえたとあるのでまたまた吃驚。ハガキには「晩秋の硬石山に月白し人の名もそぞろに落ち葉踏み歩む」の歌がある。すぐ電話をかけるも本人は外出中。奥さんとあれこれ話す。仙人になりたいといってたからここを気に入っているみたい、というので笑ってしまう。真駒内で飲もう会のメンツが増えた。なんともいえず嬉しさがこみ上げてくる。杉村に電話で知らせる。歓迎会をいつやろうか、というと金曜日に杉村は入院するという。そうだ、忘れていた、尻のできものを摘出する手術をするんだった。暫くは飲めないかもしれないな。小田は10月末に転居して緒手続きで毎日慌しそうだから、もう少し時間を置いた方がいいかもしれない。柳葉魚と湯豆腐で酒を飲んでいると、小田から電話が来る。職安(なつかしい言葉だ)に行っていたという。家もリフォーム中で、バタバタしているという。書庫も作るというので愉しみだ。小田の蔵書もハンパじゃない。しかも一度も本を処分していないのではないだろうか。会社の様子をあれこれ聞き、やはり辞めて正解だったと改めて実感する。小田とは同じ会社だったのだ。在職中に詩集を5冊だしている。といっても自分でワープロを打ち、製本もした15部ほどの詩集だ。『トポス』が個人的には一番好きだ。以前、酔っ払った勢いで「小田一晴論」をこの『トポス』を主軸にして書いたことがある。とても小田には見せられないシロモノだが、小田こそ本物の詩人だと思わせる優れた詩集だった。これは絶対北村太郎に送ったほうがいい、きちんと正当に評価してくれるはずだ、と言ったのに、そういうことはしないヤツだ。そんな詩人があんな埃っぽい会社にいてはいけない。白皙の美少年だった小田が糖尿病で薬を服んでいるという。ああ、この残酷な歳月!

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オヤジの感慨

8時起床。晴天。一時期寒い日が続いたが、ここのところ暖かい小春日和の陽気だ。なんにしてもありがたい。午前中、アカシヤ蜜のタンク詰め作業。この時期、雪が降ったら買いに来られなくなるのでとまとめ買いの客が多い。連日のようにタンク詰め作業に追われる。腰に不気味な疼きがある。コルセットをつける。午後から配達、瓶詰めと本業に専念。夜はこの1週間の労働の慰労として、ささやかに妻と飲む。収入は激減したものの、ストレスは殆ど感じないし、神経をすり減らすこともない。こんな生き方ももいいなあ、やはり、会社を辞めて正解だったなと、酒がはいると途端にオヤジ臭い感慨に耽ってしまう。まあ、オヤジなんだけどさ。

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海陽亭へ行こう

健康4点セットのお蔭か、症状はほぼ治まった。配達1軒、帰途久しぶりに萌黄書店に寄ってあれこれレクチャアしてもらい、アドバイスまでされ恐縮する。その上、発送用の書籍封筒まで帰りがけに貰ってしまった。やはり、セントラルで買っていたらエラク高いものについてしまう。いまのところそれほど注文がないので気にしていなかったが、本格的に始めたらそうもいってられない(そういう日がいつくるのか)。
夕方、そういえば「札幌人」の荒井氏も10月末にネット古本屋をオープンといってたなと思い出し、探して行ってみた。おお、古書の森ひよこ堂というのか。画像もいれてあるし、見やすい目録になっている。お祝いに1冊注文する。昨日から読み始めた木下順一だが、どうして杉村が読めといったのか判らない。双方酔っ払っていて話がテレンコになったこともあり、なにかいろいろ言っていたような記憶があるのだが、覚えていない。杉村に確認のメールをだす。まったく、買いものに行って、なにを買うのでしたっけと店の人に聞くような話だ。
佐賀の山口良平さんから来信。9月5日の「山口瞳さんを偲ぶ会」で話どころか挨拶もできないままだったのを、お互いに残念がるやりとりをしていたのだが、今月末に遊びに来るという。大歓迎だ。九州から北海道まで日本縦断してくるのだから、いまからどこへ案内するかいろいろ算段する。これはやはり海陽亭だろうな。小樽本店がベストだろうが、宮松さん(海陽亭主人)は札幌店にいるからこちらの方がいいだろう、などと予定を考えるだけでも愉しくなる。札幌にいながら海陽亭には行ったことがない。庶民には敷居がたかい店だものなあ。小樽の本店は1000円の観覧料を払って、見学はした。山口瞳氏の色紙を見に行ったのだが、案内の妙齢な女性が盛んに裕ちゃん(石原裕次郎)裕ちゃんと連発するのには参ったが。こういう機会でないととても行けそうにないだろうしな。
寒い時期だから、風邪をひかせないように注意しなければならない。『血族』の感動的な佐賀への帰郷シーンを思い出してしまう。

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木下順一を読む

晴天。朝から気持ちのいい青空がひろがる。昨夜はくしゃみとハナミズで眠れなかった。寝床では山口瞳の日記シリーズ(男性自身)を読んでいるのだが、
随分ハカがいった。この日記は読み返すたびに新たな発見がある。新潮社はどうしてこの日記シリーズを文庫化しないのだろう。店に行って大急ぎで健康4点セットを飲む。いかん、いかん、喉元過ぎるとつい忘れてまた飲んでなかったのだ。鼻をかみすぎて頭がぼ〜っとしている。ゴミ箱はあっという間に満杯になる。妻が見かねてローション・ティッシュを買ってきてくれ、鼻の下のただれがラクになった。
午後、上り濱夫妻がイクラ漬けを持ってきてくれる。コーヒーを飲みながらあれこれ雑談。3時半に杉村が図書館から戻るというので、一緒に杉村宅へ。
杉村から昨夜話があった木下順一『天使の微笑み』(河出書房新社)を受け取る。もう1冊の私家版は見つからないという。ほかに目録で「食の本」特集をするので、文庫ばかり23冊も。郵便局に寄り、発送2軒。店に戻って『天使の微笑み』をパラパラ読む。面白そうだ。木下順一は函館でタウン誌『街』の発行しながら小説を書いていた人だ。偶然、古本屋でこの人の『湯灌師』を買って読んでいた。といっても、木下順二と間違えて、やったぁ、署名本がこんなに安いとホクホクして買ったにすぎない。家に帰って間違いに気付いたのだが、函館の作家だしと早速読み、地味な作風だが文章もしっかりしているしと記憶に残っていた。

| 徒然 | 00:03 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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ジンギスカンで宴会

古書須雅屋の須賀クンのブログ日記を読んでいたら、琴似のブックス21が10月31日で閉店するとあり吃驚した。どうしたんだろう。ここも好きな古本屋だった。そう古いものはないが、新刊で買いそびれたものがひょっこり見つかる店で、行く度に手ぶらで帰ることはなかった。少しずつ棚も充実してきていたので行くのを愉しみにしていた1軒だった。店売りが不調だったのだろうか。とても残念。夜、親戚が集まってジンギスカンで飲む。生ラムがうまい。当然ビールも旨い。野菜もモリモリ食べた。途中、杉村から電話が入る。木下順一のことなどあれこれ。ロレツが怪しいから向こうも飲んでいたようだ。10時半ごろお開き。ソファでうたた寝をしてしまい、起きるとくしゃみとハナミズがとまらない。ヤバイ、風邪をひいてしまったか。ハナミズを垂らしながら(キタネェ、おやじだ)モモの散歩に行き、すぐ布団にもぐり込む。

| 徒然 | 23:59 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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10日早い初雪

札幌に初雪が降った。といっても霙まじりだったようだ。昨年より10日早い初雪という。降ったのは街なかだけで自宅周辺は降らなかった。さすがに寒い一日。Oさんが遊びに来る。ガソリンの高騰が話題になり、Oさんが乗っているハイブリッドカーはリッター当たり20キロ走ると聞いて、詳しくあれこれ聞く。試乗させてもらうことにして鍵を借りてクルマに乗り込むが、エンジンを始動させられない。キーをどこにいれたらいいのか、先ずそこから判らないのだ。あちこち探したりいじくったりするも結局ギブアップ。Oさんがニヤニヤ笑って教えにきてくれる。こうなることを予想していた笑いだ。スゲェー、何から何まで新しい。音も静かでアイドリングなんかまるでエンジン音がしないから、かかってるよと言われて、えっ、そうなのと気がつくほどだ。走りもストレスなし。山道ではどうかまでは判らないが、Oさんは問題ないという。いま乗っているクルマは4駆のこともあるが、リッター8キロしか走らない。う〜ん、これからのことを考えるとハイブリッドカーは魅力的だ。話しに花が咲き、予定がすっかり狂ってしまった。

| 徒然 | 23:57 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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常盤新平さんの連載

函館の野崎から電話がくる。常盤新平さんのエッセイ「国立の恩師」を読んでいたら、8月に出た『国立の先生 山口瞳を読もう』に触れていて、そこにお前の名前も出てきたから、ファックスで送るという。へぇ、どこに書いたものと聞くと、「TRUCK & BUS MAGAZINE  FUSO」という三菱フソウのPR誌だという。それなら送ってもらわないと読めないので、ありがたくお願いする。それを読むと、とくに目新しい記述はないが、上記の本が出る経緯が書かれてあった。「風の便り」というタイトルの連載で、今回が20回目になる。それにしてもこうしたPR誌に書いているのは知らなかった。
これはバックナンバーを取り寄せたいなあ。久しぶりに常盤さんの新作を読んだ気がする。野崎にお礼の電話をかけ、購読申し込みの連絡先などを聞く。野崎のところには、バックナンバーは残していないという。そりゃ、そうだろうな。野崎から「山口瞳通信」はレベルが高く、とても面白かったといわれ嬉しかった。
仕事のあいまを縫って、なづな書店へ行く。この古本屋は古書組合非加入の店。店主の人柄がとてもいいので根強いファンが多い。そう珍しいものはないが、それでも時々えっ!?というものがあるので要チェックの店だ。川口松太郎『忘れ得ぬ人 忘れ得ぬこと』と大川渉『文士風狂録―青山光二が語る昭和の作家たち』2冊購入。こうした作家や編集者の回想記は好きでつい買ってしまう。川口松太郎と映画監督の溝口健二とは小学校が一緒という幼馴染とは知らなかった。田中絹代と溝口のロマンスも映画の一シーンを見ているようだ。片岡鉄兵のエピソードもいかにも片岡鉄兵らしいもので笑ってしまった。片岡鉄兵も一度きちんと読んでみたいと思っている一人だ。もう1軒、駱駝書店へ行くも閉まっていた。一人でやっているので、買い入れにでも出かけたかしらん。ここも組合非加入。

| 徒然 | 23:56 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

2007年10月 | ARCHIVE-SELECT | 2007年12月