2008年03月 | ARCHIVE-SELECT | 2008年05月

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天気予報は大外れ

11時起床。予報は晴天だったが、どんよりした空模様。気温も21度まで上がるはずだったが、風もあったせいか肌寒い一日だった。天気予報は大外れ。未練がましく昼の天気予報でも、午後から晴れ上がり、気温もグングン上がると強弁した。責任者、でてこい、一度も今日はお日さまを見ることなかったぞ。しっかりジャンパーを着込んで丁度いい気温だったぞ。送られてきた古書目録を熟読して、4冊注文。昨日の文庫オール105円セールには結局行けなかった。そろそろ文庫の整理を始めなきゃ、と思うが、なかなか手をつけられない。読み止しのままの本のあれこれを読む。『神聖喜劇』はいま漸く第2巻の第3部まできたが、これは時間がかかっても飛ばし読みをしないでしっかり読み進めなければダメだ。カタカナ混じりの軍隊の内務規定などや夥しい引用文などはつい飛ばしてしまいたくなるのだが。

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小宴会

そうか、今日は祝日だったのか。やけに客が多いのでヘンだなと思って漸く祝日と気がついた。そういえば、昨夜、杉村から電話があり、のんびり話していると不審に思ったが、今日が休みだったからかと得心した。長女がアパートを引き払い家に戻ってきた。引っ越し荷物の一部を店舗の2階に運び込む(引っ越し業者。オレは腰を労わって指示だけ)。妻とモモは引っ越し荷物の整理を手伝うからと早めに帰る。4時過ぎ、杉村が遊びに来る。休みの度にマンション理事会などがあり遊びに来るのは久しぶり。1時間ほどあれこれ話して帰る。杉村は2日から山形へ遊びに行くという。羨ましい。今年は黄金週間が終わったあとに、3日ほど臨時休業にして休もうかな。夜は長女があれこれ洋風肴を作ってくれたので、小宴会となる。酔って、いつものようにソファで寝てしまう。いつもは30分ほどなのに、たっぷりと1時間半寝てしまう。モモの散歩、入浴、さて、とコーヒーを淹れ、これからがオレの時間と活動開始。自分の部屋が使えないので、みんなが寝てからが自分の時間となる。あれこれやっているうちに4時になってしまい慌てて布団に潜り込む。

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ロシア風漢方薬

きのう書き忘れたが、例のロシア人夫妻が蜂の死骸を取りに現れた。秋口ならともかくこの時期はあまり集まらなかったが、冷凍しておいた蜜蜂を渡す。これで高血圧を治すロシア版漢方薬を作るというのだ。なんでも、その卓効から日本でも商品化に向けて製薬会社が研究しているという。製法を細かに教えてくれたのでこんど作ってみよう。心臓病にも効果があるという。40度のウォッカ(20度でも60度でもダメで40度に限ると強調)に漬け込むのだが、その前に呑んでしまいそうだ。蜜蜂というのは死んでもスゴイのだな。医学の専門用語がどうしても会話に出てくるので、双方苦労した。スズメ蜂はダメなのか、聞くのを忘れてしまった。9月になるとスズメ蜂の襲来を補虫網で捕獲しているから「材料」には困らないのだ。夜になってから店は妻に任せ、図書館に行く。平日は8時まで開館しているので助かる。キネ旬のバックナンバーを見たかったのだが、貸し出されていた。文学界の吉田健一特集号(08年9月号)は残っていたので借りてくる。武藤康史の「吉田健一の青春―年譜形式による伝記の試み」を読みたかったのだ。改めて武藤康史の凄さを思い知る。

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アマゾン恐るべし

アマゾンから昨日書いた本が届く。アマゾンではマーケットプレイスの古本は何度も買っているが、新刊を買うのは初めて。仰々しい梱包に驚くが実に丁寧。しかも1500円を超えると送料がサービスだ。町の本屋さんがバタバタと店を閉じるのもむべなるかなだ。例えば今回買った2冊の版元は、鳥影社とウエッジという大きくない(と思われる)ところであり、これらの本を2冊とも置いてある本屋となると街中の旭屋か紀伊国屋だろう。バス・地下鉄で行けば往復で1000円かかるし、時間も必要だ。車で行けば駐車料金がかかる。となればアマゾンで送料タダのほうが確実にしかも安価に手に入れることができるわけだ。なんだかなあ。素白は昨年12月に出て、2月に2刷になっている! 今日は中ノ島BOへ行く余裕がなかったから、昨日買っておいて正解だ。29日は行けるかしらん(文庫オール105円)。

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読めないのに買ってしまう

天気もよく暖かいので、出勤途中こだま公園に立ち寄り、少しモモと遊ぶ。午前中、バタバタと忙しい。黄金週間になったら渋滞するからという客が多い。昼で閉店しようかと冗談をいうほど。午後からは配達に行く。BO中ノ島店に寄る。27日は全点20%引き、29日は文庫全て105円セールのポップがあちこちにある。てっきり今日が27日と勘違いをして単行本3冊買う。レジで気がついたが時すでに遅し。やむなく通常値で買う。まあ、いい、明日になればもうないかもしれないのだからと納得させる。車の中で、アマゾンで新刊本を2冊買ったことを思い出した。小島政二郎『小説 永井荷風』とウエッジ文庫(聞いたことがない)岩本素白『東海道品川宿』だ。素白を文庫で読めるのが嬉しい。小島政二郎のは図書館で借りて読んだのだが、これが滅法面白く手元に置いておきたいと思った。小島政二郎は最近のお気に入り。女々しいところがいい。小説家は女々しくなければ小説家ではない、というのは冗談。いまは毎晩『神聖喜劇』に取りつかれているので、他の本はなかなか読めないのだが。

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楽しみな新刊

午前中、サラリーマン時代にお世話になったT社の社長が現れ吃驚する。しかも顔を見てもすぐには判らず失礼してしまった。なにしろ15年ほど前の話だ。いろいろ相談したいことがあるので話を聞いて欲しいという。この日は予定が詰まっているので、改めてこちらから電話することにする。社長はご子息に実権を譲ったようで、いつでも時間は取れるからという。ゴルフは止めたというと、もう1回一緒に回りたかったと残念がってくれるので、恐縮する。家に帰ると濱田研吾さんから手紙が届いていた。一昨年、私家版で出した『三國一朗の放送室』が清流出版から増補改訂して『三國一朗の世界―あるマルチ放送タレントの昭和史』として刊行するという。よかったと嬉しくなる。とても面白く読んだので、このまま埋もれてしまうのは勿体ないと思っていた。ちゃんと見ている人はいるのだな(因みにフリー編集者の高崎俊夫さんとのこと)。これもぜひ新版で再読しなければ。そう思っていたところに、マコイシ堂のお客さんでメールのやり取りをしているHさんからのメールに、「畏友の高崎さんが編集した『三國一朗の世界』をもらって読み始めた」とあり、その偶然に驚く。Hさんはご自分でも読書日記「qfwfqの水に流して」(http://d.hatena.ne.jp/qfwfq/)を運営されている方で、これがめちゃ面白い書評になっている。Hさんとはおない年で山田稔が好きだったり、中村昌義(いったい何人の方が知っているだろう)を取り上げたりと好みが似ている(もちろん違いもたくさんあるが)。このブログを読むと刺激をたくさん受けて勉強になる。

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鍋復活

久しぶりの雨。風も強く寒い。昨日より10℃近く低い気温ではないか。ストーブも点ける。永井くんから電話あり。だいぶ元気になっているようで安心する。夜は寒いので雪見鍋。大根おろしを盛大に入れ、水菜、豆腐、葛きり、豚肉、鱈だけのシンプルなもの。これを柚子ぽんで食う。さっぱりとして旨い。雑炊は明日にして、今夜は餅をいれて締めくくる。日ハム10回延長を小田のサヨナラホームランで勝つ。ダルヴィッシュを勝ち投手にさせたかったが、それだけが残念。TV中継が「スポンサーのご好意もなく」(by山口瞳)10回表で終了し、ラジオに切り替えた直後のサヨナラ劇で、スポンサーにとっては大きな失点だ。まあ、ダルビッシュが投げるといつも8時代前半に終わっているからな。すっかり気をよくして、うたた寝を小1時間

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定休日

今朝もモモに顔を舐められて起こされる。天気はいいが風が強い。お昼を持って滝野公園へ行く。花見を兼ねてと思ったのだが、さすがに山中の桜はまだだった。平日で行楽客は少ないのでゆっくり公園内を歩く。カタクリの花が可憐に咲いていた(妻にこれがカタクリよと教えてもらった)。犬を連れた人が多く、モモは大喜びで挨拶する。アシリベツの滝は、後もう少しというところで、立ち入り禁止の通行止めがされていた。理由が一切書かれていない。敷物を忘れたのでベンチに座ってお昼を広げるが、風が強くプラスチックの皿が飛ばされてしまう。落ち着いて食べられないので早々に引き上げる。北広島のドッグ倶楽部を見に行く。広いドッグランがあるということだったが、行ってみるとまだ一部しかできていない。遊びに来ている人は誰もいなく、非会員の入場料が1頭につき1500円と高いのでやめにした。3時過ぎに帰宅。中途半端のお昼の続きを食べて昼寝。

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暑い!

昼に姉の家に行く。地蔵商店のパン(ここのパンは旨い)とコーヒーの昼飯を食べながらあれこれ話す。2時間ばかり話してきた。近いうちに兄姉でメシでも食おうと話す。今日も暑い。車の窓を全開にする。異常だよな、この暑さは、まだ、4月なんだから。この1週間は忙しかった。夜はささやかに慰労会。風呂に入っていると杉村から電話あり。あれこれ情報交換を30分ほど。ロレツが怪しい。いつもより早めに布団に入るが、『神聖喜劇』を読んでいるうちにいつも変わらない時間になってしまう。

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開花宣言

昼に本の発送のため真駒内まで行く。気温を見ると25℃。ここ数日、初夏というより夏の陽気で一気に桜も開花した。エドウィン・ダン公園の桜も緑の中でピンクの花びらが鮮やかだった。例年を2週間も早まった開花宣言。夜はポランスキーの「水の中のナイフ」を衛星第2で見る。登場人物3人だけのドラマ。男は女の掌のなかで踊らされている。61年のポーランド映画。きのう連赤あさま山荘前の予告編「やわらかい手」でマリアンヌ・フェイスフルを久しぶりに見て、その無惨な老けかたに驚いた。それでも立派な主役だ。女の強かさをここでも見た思い。それにしても、あのマリアンヌがなァ。

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「連合赤軍あさま山荘への道程」を見る

シアターキノで「連合赤軍あさま山荘への道程」を見てきた。日曜の最終回(19時45分)だと1800円が1000円になる。ほぼ満員だった。同世代ばかりでなく結構若い層もいた。ロビーで待っているとき、同世代の人間同士はお互い顔を見合わせるのを避ける風にうつむき加減になってしまう。どこかこうした映画を見に来たのを恥じている感じだ。知人に会うのがイヤでオレも終始俯瞰角度45度視線だった。映画が始まって報道フィルムが流れている間はまだよかったが、重信房子と遠山美恵子のドラマが始まった途端、見に来たことを激しく後悔し始めた。これはダメだ、白々しい。熱も慄きも高揚も葛藤もなにも感じられない。山岳アジトでの総括シーンではそうした思いがピークに達し、出ようと思ったが、隣が食い入るように見ているので、立つのをやめた。坂口弘、植垣康博の本のダイジェスト版だ。ただ、ラストシーンは不覚にも泣いてしまった。あれにつきる。終わったのが11時。酒を呑みたかったが、日曜日のため知っているところは全部閉まっていた。地下鉄で帰り、家でビールを呑み、その後、タイ茶漬けを食って寝る。

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本は布団の中で

あまりに天気がよく暖かいので、朝からモモは元気一杯。顔を舐めまくられて起こされた。8時起床。これだけ天気がいいと店は閑。たまにこうしてのんびりできる日があると気持ちもリラックスするな。モモの毛が伸びてライオン丸のような顔になってきたので、妻がトリミングに連れて行く。その間に妻も美容室に行くという。どうぞどうぞ、ゆっくりしてきてくださいと送り出す。『神聖喜劇』をもってくるのだったと悔やむ。これは布団の中で読むことにしている。一番集中して読める。子供の頃からの習慣だ。小学校6年から突然本を読むようになり、土曜の夜は晩飯を食い終わるとすぐ布団にはいって本を読むのが無上の愉しみになった。その当時は自分の部屋もなく、落ち着ける場所といえば布団の中だけだった。だから、かれこれ45年来の習慣だ。記憶に残っている書名を挙げると「家族ロビンソンクルーソー」「次郎物語」「坊ちゃん」「名探偵カッレ君」など。それまではマンガばかり読んでいた。「ぼくら」「少年」「冒険王」「少年サンデー」「少年マガジン」などを友人とまわし読みで読んでいた。映画は人ごみに酔ってしまい必ず吐いてしまうので見に行かなかった。「次郎物語」や「坊ちゃん」は少年少女日本文学全集(講談社)で読んだのは覚えているが、「家族ロビンソン」や「カッレ君」はどんな本で読んだのだろう。その頃は翻訳物は家にはなかったからだ。学校の図書室から借りたのだろうな。「カッレ君」はたしかシリーズになっていたのだろう。何冊か読んだ気がする。「坊ちゃん」は繰り返し読んだ。その度に大笑いして家族を不審がらせた。江戸川乱歩を読んでいて母が嫌な顔をしたのを覚えている。少年探偵団シリーズだと思うが、やめなさいと取り上げられたことがある。乱歩はそんな作家だった。余談になってしまったが、集中して読む本は布団の中となってしまった。そんなことをぼんやり思い出した。

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タカダワタル的

仕事で街に出たので高田渡『バーボン・ストリート・ブルース』を買ってきた。この元版(山と渓谷社)を随分探したのだがなかなか見つからず、漸く見つけても予想以上に高値で手が出なかった。こうしてちくま文庫におさまるといかにも最初からちくま文庫にあったような落ち着きが感じられる。高田渡はちくま文庫が似合う。初めて高田渡の文章を読むがうまい。父の高田豊の詩集『詭妄性詩集』(昭39・12刊)の書影が載っているが、なぜか詩そのものについて一切言及がない。1篇だけでも紹介して欲しかった。この詩集ぜひ読んでみたい。この父について高田渡はかなり筆を費やしているがもっと知りたいと思わせる。今日の札幌は20℃! 4月にして初夏の気温。20℃突破記念に晩飯は冷やし中華麺。なにを隠そう隠れ全冷中会員なのだ(うそ)。さすがに食べていると寒くなったのでストーブを点けた。北国の夜はまだ冷える。

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文庫で再読

昨夜は酔いつぶれ、風呂も入らず(モモの夜の散歩は行った)早々に寝てしまった。予定が狂ったが仕方ない。午前中指定の配達を2軒ほど行き、真駒内のふきのとう書店に立ち寄る。高田渡がお目当てだったのだが、ここにはちくま文庫そのものが置いてない。駐車券に判をもらわなければならないので、あれこれ物色するもこれというものがない。やむなく『ハイスクール1968』(四方田犬彦)を買う。単行本が出たときにすぐ買って読み感銘を受けたが、あれから4年も経っているのか。解説を鹿島茂が書いているので、買う気になった。鹿島は川本三郎の『マイ・バック・ページ』(河出文庫)にも感動的な解説を書いている。鹿島は、68年から72年のかけての時期を、団塊の世代ばかりでなく戦後の日本にとっても疾風怒濤の時代だったとして、この5年間は20年分くらいの時間が凝縮していたと書く。そして、後世の文化史家は、この時期に起こった急激な変化が20世紀の最後の四半世紀を規定したと綴ることになるだろうとも。そうしたこの時期の独特の雰囲気について書かれた文章は意外にないが、この四方田犬彦の「批評的自伝」はその渇きを癒してくれるものとしている。鹿島らしくない大雑把な文章だが、大筋は同感できる。こうなったら、小出しにせずまとまった鹿島茂の「批評的自伝」をぜひ書いてもらいたい。ぱらぱらと本文を読むと思わず引き込まれてついかなりのページを読んでしまった。文庫で再読というテもあるな。

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呑みすぎた

12時まで爆睡。疲れが溜まっていたので、きょうは一日なにも予定をいれずひたすら休養。3時過ぎモモの散歩に行く。真駒内川の再開発ですっかり散文的になってしまった川べりを歩くが面白くもなんともない。こだま公園でモモを走らせようと思ったが、他にも犬の散歩に来ていたグループがいたのでリードをつけたまま一緒に走る。帰ってから買い物につきあう。モモも一緒。コーチャンフォーで高田渡『バーボン・ストリート・ブルース』(ちくま文庫)を探すも品切れ。石堂淑朗『偏屈老人の銀幕茫々』(筑摩書房)も見当たらない。石堂は『好色的生活』からのファンだ。小説はこれ1冊しか書いていないが、これは傑作だ。妻が今日はなにも作りたくないというので、急遽、トリトン(回転寿司)で寿司を買い、餃子の材料だけ買って帰る。餃子でビールをしこたま呑もうと話しが簡単に決まった。呑みすぎた。

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梶山季之と久保田二郎

晴天。久しぶりに店は閑。お蔭で本の梱包もできた。とろろ蕎麦を食べ、岩見沢へ行く。途中、南郵便局で発送を済ます。岩見沢は遠い。どこまで行ってもまだ札幌市内なんだものな。本当は高速で行けば早いのだが、店からだと江別東インターまで行かねばならず、それならたいして変わらない。窓を開けて走ると風が気持ちいい。クルマについている温度計で確認すると17℃。結局、1時間30分ほどかかった。1時間ほどで仕事は終わり、岩見沢BOに寄る。梶山季之『李朝残影』(講談社文庫)久保田二郎『そして天使は歌う』(角川文庫)の2冊。嬉しい収穫だ。とくに久保田二郎の角川文庫はこれで3冊揃った。今回は解説が常盤新平氏。『手のうちはいつもフルハウス』は滝大作だし、『最後の25セントまで』は川本三郎と、アメリカ文化に詳しいこの3人が解説を書いているのはとてもゴージャスだ。久保田二郎を植草甚一の先達者と書いていた人がいるが、これってホントなのか。J・J氏を先に読んでしまったせいか、最初は久保田二郎をJ・J氏の亜流と思っていた。江別BOでは収穫なし。「李朝残影」は第49回直木賞(昭39年上期)の最有力候補に挙げられながら、すでに梶山は流行作家として認知されているからとの理由で落選した。この作品で直木賞を受賞していたら、その後の梶山の作家生活は大きく変わっていただろう。傑作選集で読んでいるが、この作品がタイトル名となった1冊で再読したいと思っていた。

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ボツ!

番頭杉村が「真駒内川通信」の目次案を番頭日記に書いている。梱包亭日録を書けとある。ボツ。これ一度真似したかった。齋藤十一郎が作家に送ったハガキ。「原稿拝読。ボツ。」
夜のモモの散歩のとき、空を見上げると上弦の月。星も見えた。明日は晴れそうだ。明日は岩見沢へ行くので天気がよければちょっとしたドライブ気分で行ける。

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『神聖喜劇』を読み始める

相変わらず本業多忙。夕方、兄と先日千歳空港でばったり会った甥が現れる。留学のため語学学校(東京)へ通うことが本決まりとのこと。兄はオーストラリアではなくカナダのほうがいいのではないかという。なぜ、豪州なのかいまいちオレもわからない。夜になってようやく『神聖喜劇』を読み始める。19世紀小説を思わせる書きっぷりだ。以前にあまりに細かな描写と硬質の文章に辟易して放り出してしまったが、今回はなんとかそこをクリア。次第にグイグイ惹きつけられ始める。100ページほど読み、時計を見て慌てて本を閉じる。

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門外不出

一昨日、3月に国立公民館で話したテープを横浜のTさんが送ってくれたが、きょう漸く仕事の合間に少し聞くことができた。あまりにお粗末なので聞いていて赤面してしまう。これは門外不出だ。どうしてこれほど話がヘタなのだろう。15分ほどで耐えられなくなる。Tさんにはご面倒をおかけし申し訳ないが、こりゃあ、聴けませんよ。夜は本の探索。娘がWiiのマリオカートゲームを持ってきて皆でキャアキャアいっているなかを、一人孤独に本をあちこち持ち上げたりダンボールを開いたりを繰り返す。『神聖喜劇』全5巻が届くが、とてもいまは読めない。帯付きでまずまず美本で嬉しい。治子夫人から痛烈なハガキくる。先日出した手紙の返信だ。大笑いしてしまう。若さの秘訣はこの柔軟な頭にあると感心する。

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武藤康史はスゴイ

今日も昨日をコピーしたような一日。一体どうなっているのか。夜のモモの散歩だけがホッと一息つける感じだ。のんびり温泉にでも行きたくなる。でもなあ、おまえがいるから温泉にも行けないんだぞとモモにいうと嬉しそうに短いシッポをさかんに振る。判ってるのか。本の探索。ようやく2冊発見。今夜はここまでとして、武藤康史『文学鶴亀』を読み継ぐ。読めば読むほど、驚き、あきれ、そして感嘆してしまう。驚いたのは国立高校出身と知ったとき。いままで幼稚舎からの慶応ボーイだとばかり思っていた。ええとこのぼんぼんで、定職に就かないまま金と暇にあかせて好きなことだけをやってるとばかり思っていた。

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忙しい

休み明けだが、この時期にしては終日仕事に追われる。夜は本の探索とぐったり疲れ、泥のように眠る。

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定休日

11時半起床。今日はほんまもんの晴天だ。久しぶりにたっぷり眠り気分がいい。ネットで『神聖喜劇』全5巻(光文社文庫)を注文する。大西巨人は人気があるんだな。古書価は高値安定型だ。到着までにいま読んでいる本の片をつけたいが、あれこれあるので無理だろうな。2時に電脳番頭夫妻にパソコンの指導をお願いしているので店へ行く。妻は空気清浄機を買いに行くという。近ごろ、やたらオレのタバコの煙を「くさい、くさい」と蛇蝎のように忌み嫌っているのだ。受動喫煙の害を言われると項垂れるしかない。タバコの銘柄は15年ほど変わってないのに、以前と違うという。喫煙者は街中でも迫害にあうし、家庭内でもこうしていじめにあっている。それでも禁煙しようとしないオレはマゾか。上り濱夫妻に時間通りに現れ、コーヒーを飲みながらひとしきり杉村番頭を話題に盛り上がる。みたらし団子を持ってきてくれたので、それを食べながらコーヒーというのもなんだかなあ。お茶ぐらいだせよ、と思うのだが、お茶の葉がどこにあるか判らない。こちらの知識不足という不手際で指導にならず。雑談で終わり、申し訳ないことしてしまった。本当は5時ごろまで教えてもらい、その後近くで一杯と思っていたのだが。5時過ぎ、南郵便局へ本の発送に行く。帰ると古書目録が2つ来ていた。晩飯をはさんでじっくり目を通すが、金もないので今回は自重しよう。買ってきたばかりの空気清浄機が目の前にデンと置かれる。作動させるとその音量の大きさに辟易する。やれやれだ。昔のトーチャンはこんな目にあってないだろうな。

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酔漢杉村は今夜も酔っている

気温は昨日並だというが風が強く体感気温は低い。本業は暇だった(2日連チャンは応えるよ)ので、本の発送など午前中に済ますことができた。溜まっている筆債の一部を漸く支払うことができた。メールに慣れてしまうと手書きで手紙やハガキを書くのが一仕事のように思えてなかなか手を出せない。反省。書き出すとなんていうこともないのだけどね。夜、酔っ払い杉村から電話がくる。5日の店主日記を読んで、本当にあんなことあったのかというご下問。まるで記憶がないらしい。いままで“まだらボケ”は何度もあるが、これだけ記憶がないというのは初めてだ、と深刻になっていい話柄を酔っているせいか、いたって愉しそうに元気よく話す。マコイシ堂のミニコミ「真駒内川通信」の目次を早急に作るよう申し渡すが、おう、そうだなとこれもかる〜いノリで不安になる。

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古本屋だった

天気予報は一日晴天だったが、一日うす曇り。気温はグングン上がって今年最高の16℃。
土日の繁忙から閑散とした店内。どうなってるのか、との怒りは正当だろうね。現世から本が届く。小島政二郎『下谷生れ』560部限定特装版・田代光装丁 この本には普及版もあり『花盛り』という書名だという。特装版と普及版で書名が違うというのは要注意だ。版元が上野のれん会なので、単に多部数は作らない限定版だと思っていたから、見て驚いた。『銀座が好きー銀座百点エッセイ』資生堂私家版非売品 これは『銀座百点撰集』とはダブっていないという。この2冊と『おしゃべりエッセイ』2冊をあわせると凡そのエッセンスは判るだろう。そんなことないか。山田稔『あ・ぷろぽ』(平凡社)鶴見俊輔『期待と回想』(朝日文庫)を立ち寄った古本屋で見つける。山田稔は札幌ではあまりお目にかかれないから嬉しい。鶴見俊輔は晶文社の上下2冊本を買い損ねていたので、こうして文庫で1冊にまとめられると嬉しい。大西巨人『神聖喜劇』を買おうとコーチャンフォーへ行くも5巻中2冊しかない。それも後半の巻だ。古本屋が新刊を探してどーする、とハタと気がつき買わずに帰る。

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やばい酒

起きると二日酔い。何も食べられない。コーヒーだけ飲んで出勤。胸のむかつきは昼ごろ治まり、そうなると途端に猛烈な空腹を覚え、カリフォルニア・ロール(昨夜の晩飯)とカップ蕎麦を食べる。アボカドと蟹肉が意外な組み合わせで旨い。白胡麻が絶妙。つい5切れほど食べ満足する。昨日に続いて本業多忙。どうなってるのか、って怒ってドースル。
シアター・キノに8日の「実録・連合赤軍あさま山荘への道程」プレミアムチケットが残っているか確認する。当然残ってなかった。仕方がない。19日からの一般上映まで待つしかない。見たい気持ちと見たくないという思いが半ばしている。プレミアムのチケットが残っていれば、踏ん切りがついたのだが。これでまた悩んでしまうな。杉村に昨夜のことで電話する。いやあ、どうやって帰ってきたか全く記憶ないんだよ、タクシーに乗るとき、ひょんとおまえはどうしたんだろうとチラっと思ったことは記憶しているのだが。たしかにヤバイ酒になってきているな。無事だったからヨシとしよう。

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懇親会

久しぶりに真駒内石山堂のメンバーが集まって飲み会。桜チョップス都通店。6時の待ち合わせだったが、余裕があったのでリーブルなにわで新刊チェック。めぼしいものはないので階上の文庫コーナーにいくと杉村とばったり。歩いてススキノに向かう。桜チョップスの入口で上り濱夫妻とまたバッタリ。なんと息のあったメンバーか。生ビールで乾杯。このメンツで飲むのは忘年会以来だ。肴はエビマヨ(ハチミツ添え)、軟骨入りつくね、とり皮パリパリ焼きなどあれこれ。ビールを2杯飲んだ後は国稀の鬼殺し。お代わりを繰り返していたら、なくなったというので八海山に変える。相変わらず満員の盛況。みんなも肴の充実振りによろこんでくれた。大満足して三宅の焼き鳥ジャンボへ移動。うって変わってここは客がゼロ。三宅が椅子で寝ていた。第1波が終わって一休みしていたようだ。これ以上呑んだら死ぬというのを無理にビールを飲ませ、われわれは芋焼酎の水割り。名物の韮入りつくねを出してくれる。ビートルズをガンガン流してもらうが、途中から杉村が高田渡を聴きたいといってフォークになる。72年の日比谷野音での岡林信康のライブはまだ明るい岡林だった。高田渡も若い声の初期のものを聴く。盛り上がっているときに新たな客が入ってきたので、ここで引き上げる。一足先に店を出た杉村がいなく、あちこち探すが見当たらない。携帯に電話するも応答なし。上り濱さんが心配するが、子供じゃないのだからと放置して地下鉄で帰る。帰宅は12時半。

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スリリングな興奮

朝は寒かったが午後から気温が上がる。久しぶりに二桁の気温。3月下旬は春のジャンパーを着ていたが、4月に入ってまた冬のダウンジャンパーに戻っていたが、今日は再び春ものに変える。本の発送や配達で終日バタバタ。落ち着いて本も読めない。なんだか忙しいなあ。家に帰ると「文献探索2007」が届いていた。「山口瞳書誌顛末記その後」を書かせていただいた。6ページが基本なのに16ページ(含参考付録)も占領してしまい、深井人詩さんにご迷惑をかけた。「山口瞳の会」会員の鈴木伸介さんも「串田孫一追悼関係記事」を発表している。鈴木さんは北杜市長坂で私設の「日野春アルプ美術館」を運営されている。そうした鈴木さんらしい作品だ。一度お邪魔したいと思いながら果たしていない。ほかにも小林一郎氏の「個人書誌《吉岡実の詩の世界》をwebサイトにつくる」があり、あれこれ読みふけってしまう。その後、多羽田敏夫『滅亡を超えて―田中小実昌・武田泰淳・深沢七郎』(作品社)の田中小実昌の項を読む。いままでよく意味が判らなかった点を丁寧に解き明かしてくれ、ああ、そうなのかと一気に腑に落ちた思いがした。読みながらスリリングな興奮を覚えるのは、久しぶりだ。田中小実昌はやさしい言葉で深遠な思想を語るので、どこまで判って読んでいたのか我ながら疑問に思っている。だが、この本で少し得心できた。

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本命は外れ

古書現世に電話して追加注文。まだ大丈夫だった。ところが昨夜の注文本1冊は外れ。『高田保伝』なのだが、これは残念。3冊の中で一番欲しい本だった。まあ、こんなものだよな。発送したり、本業に精をだしたり、忙しい一日。自宅のインターネットは昨日あれだけ時間をかけて見てもらい、モデムも交換してもらったのに改善していない。相変わらずすぐ切れてしまう。マックはOSのシステムが違うから切れることはないというので、マックに変えようかという気になる。ウィンドーズはあまりに問題が多い。やむなく夜は「CABIN」の山田稔を読みながらビールを呑む。たしかに面白い雑誌だなあ。年刊というのもいい。山田稔は『コーマルタン界隈』から作風が変わったと思っていたが、昨日いただいたメールに、この作品で『幸福へのパスポート』に戻ったのではないかとあり、そうなのか、これは読まなくてはと思っていたら、チャンと目録にあるではないか。ナンダ、持っていたのか。それにしてもどんな作品だったか全く記憶がない。本当に読んだのか。酔いが回っているので、本の探索はしんどい。『文学鶴亀』を読み継ぐ。

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また夜更かし

久しぶりの休日なのでたっぷり寝ようと思っていたのだが、8時半宅急便で起こされる。妻もまだ着替えしてないというので、無理やり起こされてしまったのだ。時計を見ると8時半。お蔭で午前中に注文本の発送ができた。午後から自宅のモデム不良の交換にくる。ところがモデムではなく電話線の劣化が原因ではないかと、午後いっぱいあれこれ点検する羽目になる。余り時間がかかるので、妻に任せて店に行く。その後、図書館と新刊本屋コーチャンフォーへ。小島政二郎『小説 永井荷風』を借りてくる。永井荷風の遺族から出版差し止めの申し立てにより「幻の名作」といわれた作品である。コーチャンフォーでは武藤康史『文学鶴亀』と飛行機に忘れてきた『我、拗ね者として生涯を閉ず』(上)と山口正介『山口瞳の行きつけの店』文庫2冊買う。正介さんの文庫が出たのは知っていたが、買いそびれてようやく買うことができた。訂正箇所を確認する。というのも「山口瞳通信」7号に「『山口瞳行きつけの店』正誤表」を書いてもらったのだ。単行本の再版をこうして文庫へと判をかえてやるのは面白い試みだ。この機会に読み直したい。読みたい本が次々とあって甚だ困る。『文学鶴亀』はあまりに評判がいいので抗しきれずついに買ってしまった。パラパラ読むと滅法面白い。それにしても武藤康史はなにが専門なんだろう。守備範囲がメチャクチャ広い。それだけでも感心してしまう。これは買って正解。小島政二郎『小説 永井荷風』も冒頭からいつもの小島節というか泣き節だ。これは決して嫌いではない。これは手元に置いておきたい1冊だな。家に帰るとようやく「CABIN」が届いていた。クロネコのメール便だが、京都→札幌が4日間はかかりすぎだ。古書現世から目録。なにはともあれざっと見て、2点ファックスで注文する。一段落後、改めて精読するともう1冊見つける。これは明日電話で追加することにする。あれこれ読み散らして夜更かしになってしまう。

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つい夜更かし

風が強い荒れ模様の一日。道東の根室や釧路では雪と強風の大荒れだという。今日から暫定税率分のガソリンが安くなるので、妻が情報を集めてどこが一番安いかを調べている。近所のGSは昨日の段階では在庫がたっぷりあるので下げられないといっていたが、10時になって134円まで下げていた。前日比16円の下げ幅だ。こんな中途半端なところは当然行かない。窓から見ていても一日閑散としていた。クルマには若干の残油があるので、明日給油するという。夜は寒いので久しぶりにキムチ鍋+日本酒で暖まる。酔っ払って小一時間ほど寝てしまう。したがって夜更かししてしまう。まあ、いい、明日は休みだ。

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2008年03月 | ARCHIVE-SELECT | 2008年05月