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きのうの続き

きのう書いた机上の本について簡単に注釈(というほどではないが)を書いておこう。

まず、『わが街はこだてタウン誌50年』だが、これについてはすでに書いているので省略するが、これはお奨めの一冊だ。読んでいると函館の町を無性に歩きたくなる。函館は奥が深い。『札幌古書組合八十年史』、これも古本好きにとっては刺激的かつ興趣に充ちた内容の本だ。

辻征夫の初めての創作集である『ぼくたちの(俎板のような)拳銃』は、以前から気になっていたが、なにしろ古本屋でもなかなかお目にかからないし、見つかっても自分のなかの許容範囲を超える値付けなものだから、買えないでいた。清水哲男によると、これらの小説を書いていたころ、辻征夫は「詩を書くのはやめる」と宣言していたそうだ。散文に手ごたえを感じていたのだろう。その矢先に辻は急死してしまった。辻も無念だったろうが、読者もとても無念である。

現代詩文庫の『続続・辻征夫詩集』は『ぼくたちの~』に収録されている「遠ざかる島」の後日譚ともいうべき「遠ざかる島ふたたび」が収録されている。辻征夫と川崎彰彦の読後感は同じテイストだ。すなわち、大好きな作品ということだ。

宇田亮一『吉本隆明『心的現象論』の読み方』は、『心的現象論序説』は歯が立たなかったと書いたところ、多羽田敏夫さんから、騙されたと思ってこの本を読むようにと薦められた本。いまのところツンドクになっている。

松原新一『文学的勇気』は今年の「夜がらす忌」での野口豊子氏の講演「川崎彰彦という定型」のなかで、川崎彰彦が「松原さんの著作の中から『愚者の文学』と『文学的勇気』を身近な二冊の書物として挙げて」いると教えられ、『愚者の文学』は私小説作家論集だから理解できるが、もう一冊はどんな内容の本なのか知らなかったので興味を覚えたのだ。この野口さんの講演記録は「黄色い潜水艦58号」に収録されている。

「岳陽洞通信」は木山捷平文学研究会を主宰している滝田淳一さんの個人誌である。112号には、「『茶の木』綴れ話」という作品が掲載されている。今回は木山捷平さんの代表作の一つ「茶の木」(昭和三十八年五月、群像)をもとに、ぼくなりに行間を読んで、エピソードを綴りこんで書いてみました、と付記に書いている。

これはある意味傲岸不遜な試みだが、とっても面白い。木山捷平と尾崎一雄をよく読みこんだ滝田さんらしい作品である。こうした試みをもう何篇か書いて1本にまとめることができれば新たなジャンルとして認められるかもしれない。

「大和通信第95号」の巻頭は真治彩「本を読む理由」。「ぽかん」3号の予告みたいなものかしらん。そうであれば愉しみだ。中尾務さんは「富士記念館講演、今年の秋は小沢さん」を書いている。そうか、11月9日の講演会の講師は小沢信男さんか。聴きたいが行けるかしらん。

きょうは今年度1回目の京極行き。水を汲み、宮永ファームで卵を買う。トマトやナスなど野菜はこの天候不順で生育が大幅に遅れているという。辛うじてキュウリだけあった。雨がほとんど降らないというので、噴き出し公園の芝がからからに乾燥していたのが納得できた。今夜はモロキューをバリバリ喰い、ビールをがんがん呑み、そして〆は卵かけごはんだ。

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