PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

道立文学館で

先週、稚内へ行く前日の6日、中島公園にある道立文学館へ行った。書肆吉成で江原光太の『貧民詩集』と「ろーとるれん」(創映出版通信)の8号を買ったことがその契機になったのだが、本当は『貧民詩集』ではなく『ぼくの演説』の石人社版を買う予定だった。だが、どうやらこれは売れてしまったようで、かわりに上記2冊はどうかと話があったのだ。

『ぼくの演説』はもともとはガリ版詩集として創映出版から刊行されたのだが、川崎彰彦の後押しもあって、編集工房ノアの涸沢純平編集で尼崎の石人社から活版で再刊された。ガリ版のオリジナルは持っているのだが、川崎・涸沢コンビの版も欲しいじゃないですか。新版のあとがきに江原は二人への謝辞を書いているしね。

江原光太には4冊のガリ版詩集がある。第2詩集の『移民の孫たち』第5詩集『吃りの鼻唄』そして『〈ゲジゲジ…〉ノ歌―続貧民詩集』と『ぼくの演説』である。ガリ版の文字は江原光太みずからが自刻している。けっして上手い字ではないが、味のある字で好きなんだよな。花崎皋平は『吃りの鼻唄』を評して「ガリ刷りなのが、とくにその文字が、うれしい。いい、というよりは、うれしい字だ」と書いている。このうれしい字というのは感じがあるなあ。

『移民の孫たち』はちょっと難しいだろうが、(なにしろ1959年に出たものだから)せめて『〈ゲジゲジ…〉ノ歌』は手に入れたいと思っている。いま持っているのは改訂版の手書き・ファックス版なのだ。元版から4篇外され1篇加わっている。

『貧民詩集』は『吃りの鼻唄』まで5詩集のセレクトと未刊詩篇「ぼく自身のためのアジテーション」をあわせた一種の自選詩集である。これは持っていたが、表紙が傷んでよれよれだったので、状態がいいならという条件で買ったのだ。「ろーとるれん」8号には、「江原光太のスイセン図書」コーナーがあり、そこに川崎彰彦の『わが風土抄』があるというのだ。見せてもらうと、川崎彰彦を「間違っても売れっ子にならない恐るべき作家である」とあり、思わず笑ってしまい買うことにした。2冊で千円ちょっとにしてくれたしね。

この「ろーとるれん」を改めてじっくり読んでいくとこれがなかなか面白い。そこで中央図書館や道立図書館などを検索したが、欠号が多い。念のためと文学館を調べると、なんと完璧に揃っていることが判った。しかも、初期の『氷山』(1957年)『移民の孫たち』も所蔵されているではないか。
スポンサーサイト

| 未分類 | 10:39 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。