PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

「青磁」と「VIKING」

先月の、これぞ北海道の夏だ、と喜ばせたカラッとした暑さは、8月に入ってからは本州並みのジトッとした蒸し暑さにかわってしまった。幸い、35℃なんていう猛暑はないけどね。

カラスが異常に多いことを書いたが、今夏は蝉も多い。昼下がりに外に出ると蝉の鳴声がうるさいほど。アブラゼミばかりだが、ここを先途と鳴きつづけている。道を歩いていると力尽きた蝉があちこちに転がっている。ツレはそうした蝉を見つける名人で、きょうは7匹とか、きょうは10匹見つけたといっている。ときどきまだ生きている蝉がいるので、そういう蝉はせめて草叢にでもと置いてきているようだ。蝉って真夜中でも一定の気温があれば鳴いているというのを初めて知った。きょうは送り火。夕方、犬たちの墓前で手を合わせる。

三輪正道さんが「青磁31号」を、中尾務さんは「VIKING第752号」の中尾さんの論考「富士正晴と『海風』同人たちー青山光二、柴野方彦との交流から」のコピーを送ってくれた。

「青磁」というのは中野重治研究者の定道明が主宰している同人誌。前号も三輪さんは送ってくれたが、たまたま寄稿したからと送ってくれたと思っていたが、どうやら正式に同人になったようだ。「黄色い潜水艦」の編集担当を降りたこととなにか関連があるのだろうか。31号で三輪さんは「うるしの里と西洋史家」を書いている。読んでみると30号に書いた「河和田・荒木山雑記」の後篇というか、後日譚ともいうべき内容。故郷の福井に三輪さんは回帰して行こうとしているのだろうか。

中尾さんの論考は、富士正晴が白崎礼三詩集を刊行した前後を書いたもの。三高時代、富士は野間宏、竹之内静雄と同人誌「三人」をだし、織田作之助、青山光二、白崎礼三らは「海風」を出していた、いわばライバルとして競いあった間柄であった。それが、昭和19年に早逝した白崎礼三の詩集を富士正晴が自費でタイプ印刷ではあるが150部刊行したことで派生した波紋を富士の日記を参照しながら書いた労作。青山光二や桑原武夫などが、費用の負担を申し出たが、「カンパ嫌い」だからと謝絶するあたり、さすが富士正晴だ、一貫しているなと感服した。このなかに、月の輪書林の次の目録は青山光二特集と書いてあり、これもいまから愉しみである。
スポンサーサイト

| 未分類 | 17:08 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。